2021年10月30日(土)31日(日)に馬場川通りを一部車両規制して歩行空間の高質化を検証する「馬場川パーク」を実施しました。
決して広くはない馬場川通りですが、周辺には大きな施設やアーケードがあり、人々が交錯し出会いを誘発できる可能性を持ったステキな立地です。2日間の社会実験を踏まえて、今後の馬場川通り遊歩道公園の設計プランや改修後の地域活動へとつなげていきます。
1)KIDSエリア
チョークで描いたストリートアートは25m超えの超大作!
普段はお絵描きできない道路が大きなキャンバスに。
思い思いの色を子ども・大人問わずみんなで重ねていきました。
ストリートアートのデザインは、前橋市出身イラストレーター「サイトウアケミ」さんです。
元気21「前橋こども図書館」のご協力で、あおぞらこども図書館が実現しました。不要になった本を集めて、無料でお子さんにご提供する活動です。
積み上げられたたくさんの絵本・児童書・図鑑から宝探しをするようにお気に入りの本を選んで、持って帰ってもらいました!
商店街の「黒田人形店」のご協力で、アーケードに遊具を持ち出してまちなか公園として楽しんでもらいました。
アーケード下にはいろいろな遊具が出現。こんなに大きな積み木、初めて!
まちなかの空き空間にも遊具を設置して、順番に楽しんでもらいました。
商店街の中央イベント広場が「出張るなぱあく」に。まめじどうしゃが大人気♪
「こんな馬場川通りになったらいいな」のメッセージを書いてもらったふせんで創るモザイクアート。みんなの声を聞かせてね!
みんなの想いが集まったモザイクアートが完成!
また来たい。そう思える場所をこれからもみんなで創っていきたいですね。
2)PETエリア
馬場川通りは、朝晩犬を連れて散歩される方が多いので、花壇に囲まれたエリアにフォトスポットを設置しました。
勢多農林高等学校の生徒が、この日のためにロゴを模したフラワーアレンジメントの作品を作ってくれました。学生の気持ちが一つに!
勢多農の学生は、授業の一環で年4回馬場川通りの花壇を整備してくれています。学生のおかげで、馬場川通りは一年中ステキな花で彩られています。
ペットボトルを再利用して、ペットのおしっこを流す用の「ペット」ボトルを配布しました。まちなかでみんなが気持ちよく過ごすためのマナーアップ活動です。
フォトスポットで、ペットと一緒に思い出の一枚。
ペットと一緒にお出かけ。思い出の場所で、思い出の一枚を。
「お名前は?」「お利口さんですね」ペットから生まれる「ゆるいつながり」が素敵ですね。
ペットがいなくでも、ご家族で記念写真を撮ってくれました!笑顔が生まれるフォトスポット。
「ゆるいつながり」待機中。
3)MARCHEエリア
30日(土)は、マルシェ日和でした。
歩行者天国の交通規制が始まる10時から設置作業。11時オープンなので、1時間で屋台の組み立てとお店開きを超特急で進めます!物流用のパレットをリサイクルして作った「つながる屋台」のご説明はまた別に。
お店の方にも設置をお手伝いいただき、なんとか11時オープンに間に合いました。各店舗、つながる屋台をアレンジしてステキなお店にしてくれました。
設置作業には共愛学園前橋国際大学の学生さんたちが協力してくれて、本当に助かりました。結構大変な作業でしたが、なんだか楽しそう・・・
11時のオープン時には、すでに人の流れができていました。お店ごとに足を止めていただいて、店主さんとの会話がはずみます。
中心市街地から、ちょっとだけ離れたところにあるお花屋さん「花園」がこんなステキなお店を出してくださいました。可愛くアレンジされたブーケをお手頃なお値段で。
ちょうどこの日はハロウィンだったので、お花に囲まれてこんな可愛いグッズも。
マクラメ編みアクセサリー「Noraの家」も出店。細い糸をマクラメ編みにしたステキなアクセサリーです。編むだけでこんな形ができるなんて、繊細な職人技に脱帽です。
パンフレットやストリートアートでも協力していただいたイラストレーター「サイトウアケミ」さんのグッズ。シールやキーホルダーなど、買いやすいものももあって、独特の世界観が若い人を中心に人気でした。
太田のコーヒー豆屋さん「一豆」。こだわりのセレクションで、お客さんの好みを聞きながら、丁寧に
ご説明していました。試飲も大人気!
共愛学園前橋国際大学情報・経営コースの兼本ゼミの学生が代々引き継ぎながら運営する仮想企業「繭美蚕(まゆみさん)」です。ローカルフードを活かした独自のお菓子を開発しています。
屋台以外にも、ガレージを利用した古道具屋さんも出店。店主はプロジェクト準備委員会でも活躍してもらった栗原さん。
31日はくもり空。何とかもってくれれば良いのですが・・・ 「花園」さんは2日連続での出店。昨日よりお花を増やして、こんな素敵な屋台に!
手作りテディベアの「しずかのベアサロン」。心癒されるぬいぐるみ以外にも、くままんじゅうやポストカード、絵本冊子など、かわいいベアグッズを販売していました。
前橋にある和菓子「森庄」とパンのイベント販売を専門にしている「くわぱん」。あっという間に売り切れていました。
みなかみの町おこし活動をしている「共愛COCO」。今日は、みなかみの農産物を産直で販売。新鮮な野菜が大人気。
共愛学園前橋国際大学の学生が10人も参加。撤収作業も手伝ってくれて、感謝!地域活動に学生はなくてはならない存在です。
途中、小雨が降り始め、急遽中央通りのアーケードに移動。組み立て式の屋台なので、出店者さんもお手伝いいただきマルシェを動かしました。期せずして、アーケードのシャッター前活用という実験にもなりました。
屋台があれば、人の流れができる。そして、コミニュケーションが生まれる!を実感できました。
4)MUSICエリア
馬場川MUSICは、馬場川通り発のエンターテイメント。3台分の小さなコインパーキングを利用して、ストリートライブ会場を準備しました。
2日間で11組の方にご出演いただきました。高校生からお母さん、シロウトからセミプロまで、チャレンジしたい人が集まりました。
スタートは準備委員会にも参加する中野さん率いる「amatööri(アマトゥーリ)」。ピアノとウクレレのほっこりする音楽を披露してくれました。
玉村のウクレレ教室みちくさやから「まかまか&キャナ」。ハロウィン衣装でバッチリ決めていました!
コ、コインパーキングで大道芸…??「パフォーマーcaseK」。子供も巻き込んで盛り上げてくれました。
大学生バンド「奥田ゼミ」。いろいろ自粛していたので、思い切り歌えるのも貴重な場。
この日が、路上ステージでのライブデビュー!「高校生です。」。緊張していたけど、カッコよかったです!
これからチャレンジする若者をみんなで応援!がんばる気持ちと支えるみんながステキな光景。
プロを目指すミュージシャンも参加。「サクソフォン・ミニ・コンサート」はサックスとピアノのきれいなハーモニーにうっとり。
通りを歩く人たちも足を止めて、多くの方が楽しんでくれました。
2日目は、あいにくのお天気。小雨が降り出して急遽テントを準備しました!ステージは昨日に引き続き出演の「サクソフォン・ミニ・コンサート」。
出演者のキャンセルで急遽出演してくれた準備委員会の岡本さん。2日間のプログラムを調整してくれた本人が自ら登場。ピアノの腕前に一同びっくり!
DJ「Memory Maker」。普段は音楽を使った映像作品の制作を行っているそうですが、ノリノリの会場を作ってくれました。
「SIO4_music」さんはMemory MakerさんのDJに合わせてダイナミックな歌声を聴かせてくれました。
トリは、商店街でパンとお弁当のお店をやっている「ベニフク」さんが姉妹で登場、ステキなピアノを聴かせてもらいました。商店街の方が自ら盛り上げてくれることに感謝です。演奏終わりにはお店のファンからの花束も!
5)設計コンセプト説明会、実物大モデル検証
馬場川パークに合わせて事前に関係者の方にお声がけして、設計の進捗に関しての説明会を実施しました。
その後、場所を移動して設計プランの実物大モデルを体感していただきました。
デッキを張り出してベンチを設置し、馬場川通りの魅力である「水」を感じてもらう考え方です。
お子さんにも体験してもらい、感想をいただきました。
子供が一番楽しみ方を知っていますね。
こんな場作りで、いつもと違う話ができそうです。
夜は樹木とベンチにライトアップをして、ムーディーに。
6)ストリートファニチャー
準備委員会のメンバーが物流に使うパレットの廃材をアップサイクルして、屋台、ベンチ、椅子を製作。みなさん、色々な使い方をしてくださいました。
パレット2枚を繋げて立てた「つながる屋台」。板の隙間に棚を嵌め込んで自由にレイアウトできる優れもの。のれんは、準備委員会のメンバーが何とも言えないステキなブルーに染めてくれた一品ものです!
5台連なると、景色になります。
こちらは、パレットを切断して3段重ねた「つながるベンチ」。一人でラクラク運べます。
ちょっと小さめのベンチですが、仲良くなれそうです。
こちらは、パレットを細切りにして、余った板を足にした「馬場川のウマ」。
MUSICの観客席にも、ベンチやウマを配置しました。
ステージ上の椅子もウマ。
ウマに座って熱唱。
一匹だけ、白いウマがいます。
KIDSではサインとして活躍。
芝生にウマは似合いますね。
イベントのサインも手作りです。
今回大活躍した「馬場川手ぬぐい」。高崎の中村染工場さんに作っていただきました。スタッフがユニフォームとして首や腕に巻いたり、ファニチャーの装飾に使ったり、旗として使ったり。
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