2022年10月8日(土)に紺屋町ひろば(馬場川通り沿い)で勢多農林高等学校の先生、生徒、平方木材の方、準備委員会で馬場川のグリーンについてのワークショップを行いました。
従来の社会実験では、来街者に対して空間を高質化させたイベントを実施したのに対して今回は馬場川通りの植栽関連に20年以上携わっている勢多農林高等学校の先生や生徒と木のプロフェッショナルである平方木材(株)の方と共にアイデアを出し合い馬場川通りの自然について考える会を実施しました。
プランターや花壇の彩りを長年担当してくださっている勢多農林高等学校のみなさんに改修工事後にどのような風景となるのか説明して、新しく綺麗になる馬場川遊歩道公園の植栽のイメージを膨らませてもらいました。
そして、ワークショップでは2つのお題について考えました。
①馬場川通りの桜の木を伐採するにあたり、その木をどのように利活用するか。②移動式プランターを用いて工事期間中やクリスマスの空間を彩るにはどうすればいいか。についてアイデアを出し合いました。
①桜の木の利活用
馬場川通りの桜の木が10月11日(火)に切られることとなっており、その木を廃棄するのではなく、別の形として、歴史の継承や資源の利活用にあてるためにアイデアを2班に分けて創出しました。
桜チップや木の器、スプーン、フォークなどの食器類や、おもちゃやモニュメント、アクセサリーやオーナメント、絵馬やハガキさらには楽器(木魚)など様々なアイデアが見られました。
平方木材の方のお話しでは、生木の桜を乾燥させるには、なんと数年かかるとのこと。。人工乾燥だと数ヶ月程度で乾くのだそうです。
桜の木を切るまでの実際の様子をご紹介
桜の木の伐採前には神主さんをお呼びし、お祓いを行いました。木霊を鎮め、今後どうするかを報告する意味を込めるのが御祓いだそうです。
桜の木の伐採は職人さんにより上部から間伐していき、最後は切り株だけが残りました。
切る前の様子
上部から間伐し、枝を落としていく様子
職人さんがまっすぐにチェーンソーで切っていきます。
太い幹も切り今回の切断量は約800kgありました。
年輪はおおよそ60重ほどあったそうですが、実年齢はもう少し高いだろうとのこと。
今回この太い幹は、中心部が腐っており使えないとのことで、使える部分は直径15センチ程度の部分を利活用します。
②移動式プランターの利活用
前回の社会実験で作成した移動式プランターを工事中や冬のクリスマス時期に馬場川通りを彩るためにどの様に利活用する方法があるかを考えました。
冬野菜を植える、野菜を1から育てて料理を作るワークショップ、プランターを重ねてクリスマスツリーに見立てる、プランターの中にランプを入れて彩る、プランターに絵を入れるなどのアイデアが見られました。
これら今回出たアイデアの中から実践できそうなものを選びワークショップにしていきます!
最後に皆さんで、はいめぶく!
準備委員会ではゆるくつながるをコンセプトに活動を行っております。
まだまだ続きます。
準備委員会は、随時参加可能ですので、この記事を見て興味を持った方はぜひお申し込みください!
プロジェクトの情報はMDCのWebページでお知らせしています。
Comments